フェミニーヌの保険料は終身保障の掛け捨てと比べてどうなのか?

フェミニーヌ

フェミニーヌは女性保険の中でも知名度の高いもので、評判も悪くなく、フェミニーヌを提案している無料の保険相談窓口を多く見かけます。
ですが、個人的には、フェミニーヌはあまりおすすめではありません。
加入している方は、保険相談で見直しすることをおすすめします。

フェミニーヌは、15年ごとに更新があり、その度に保険料が上がる保険です。
15年後には、その年で加入したことになるので、高額な保険料となってしまい、若くから医療保険(入院保険)に加入していた場合のメリットがなくなってしまう保険です。

フェミニーヌの特長と、掛け捨ての保険との比較により、補償内容と保険料を比べてみました。
ご自身にとって最適の保険かどうかの判断材料としてください。

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フェミニーヌの特長

フェミニーヌの公式サイトはこちら

◆特長1

3年ごとに150,000円の生存給付金が受け取れます。
※入院1日につき10,000円のプランの場合

一番の特長は、
入院の有無や回数にかかわらず
生存給付金として3年ごとに150,000円
15年間で合計750,000円が給付金として受け取れます。

◆特長2

女性特有の病気やがんで入院した時の給付金の上乗せや保障日数が無制限となります。

女性特有の病気・女性にも多い病気・すべてのがんによって入院したとき、入院1回あたり180日まで給付金額を上乗せし、通算日数も無制限で手厚く保障!

◆特長3

三大疾病による入院は支払日数無制限で保障となります。

ほとんどすべての病気・ケガによる入院を、通算では1,000日まで保障します。
三大疾病による入院の場合、入院1回あたりも通算も日数無制限で保障します。<三大疾病支払日数無制限特則>
※三大疾病・・・がん・急性心筋梗塞・脳卒中

 

フェミニーヌをおすすめしない理由

最初に書きましたが、フェミニーヌって有名ですよね。
女性保険の中で知名度はトップクラスの保険商品です。

おすすめしない理由は2つ。

1つ目は、ボーナス給付金がある = その分保険料を払っている、ということです。
積立金が返ってきたようなものなので、ボーナスって言い方もどうなのかと。

3年ごとに150,000円がもらえるということは、年換算すると50,000円。
1ヶ月では約4,167円の積み立てをしているということです。
積立貯金はどうしても保険商品でしたい!っていう場合以外、この制度に魅力を感じません。

2つ目は、こちらの保険は終身保険でなく、15年の定期保険だということです。
30歳で加入した場合、45歳には満期になり、45歳時点での保険料で加入し直す必要があります。
60歳にも60歳時点での保険料で加入し直す必要があります。

フェミニーヌに加入した女性の方は、この仕組みをちゃんと理解しているのでしょうか。
自動更新なので、気づかない間に保険料が跳ね上がっている可能性があります。

45歳に医療保険に新しく加入しようとすると、それなりに月々の保険料は高くなってしまいます。

45歳の時点で気づくと辛いですよね。。。
保険料だけでなく、一度病気をした人は新規で保険加入が難しいケースもあるので、フェミニーヌを継続しようとしても継続できない可能性もあります。
一生涯保障される保険を希望している方は、若いうちに終身の医療保険に入っておいた方が良いでしょう。

以上より、フェミニーヌは、一生涯、医療保険に加入したいと考えている場合、選んではいけない医療保険です。
終身医療保険を選ぶことが賢明でしょう。

さて、以上のおすすめしないポイント2つを踏まえた上で、保険料について比較していきます。

 

掛け捨ての保険と保険料を比較してみた!

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『フェミニーヌ』と比較するのは、
アクサ生命のの「一生保障」の医療保険 プライム60です。
医療保険の中ではシンプルでバランスの良い保険です。

個人的には、『「一生保障」の医療保険 プライム60』はおすすめの保険です。

同じような条件で月々の保険料を計算します。
しかし、全く同じ条件というのはオプションの有無によって設定することができないので、
保障内容の違いについても記載します。

◆同じ条件

①保険料は毎月払い
②入院給付金 10,000円/日
※1入院180日限度、病気やケガで通算1,000日限度
③三大疾病の場合、入院も通算も無制限で保障
④日帰り入院も対応
⑤女性特有、女性にも多い病気、すべてのがんで入院したとき +5,000円/日
⑥病気やケガで約款所定の手術・放射線治療を受けたとき 40・20・10・5万円/回
⑦先進医療給付金 2,000万円/通算限度額

フェミニーヌだけのメリットとなる条件

◆生存給付金
3年ごと 15万円

◆退院給付金
1回の入院で、20日~59日以内の入院後に退院したとき 5万円
1回の入院で、60日以上の入院後に退院したとき 10万円

◆高度障害給付金

高度障害状態になったとき 400万円
不慮の事故で高度障害状態になったとき +500万円(通算900万円)

◆死亡給付金
亡くなったとき 500万円
不慮の事故で亡くなったとき +500万円(通算1,000万円)


この辺りは生命保険を検討している方にとっては魅力的な保障内容ですね。
でも、ライフスタイルに柔軟に対応するためには、医療保険と生命保険は別の保険商品で加入することをおすすめします。

フェミニーヌだけのデメリットとなる条件

◆15年定期

月額保険料の比較

●30歳加入の場合
アクサの「一生保障」の医療保険 プライム60  4,358円/月
フェミニーヌ 8,101円/月

フェミニーヌは、3年に1回受け取れるボーナスを月々に換算すると
約4,167円/月、戻ってくることになるので、

フェミニーヌ 8,101円-4,167円=3,934円/月
アクサ生命のプライム60よりフェミニーヌの方が月々の負担額が抑えられる結果となりました!
しかも死亡保障などついていて保障も充実。

でも、それはフェミニーヌが定期保険なので当たり前のことです!!
定期は期間が決まっている分、保険料を抑えることができる保険です。

30歳でフェミニーヌに加入した場合、
保険料が自動更新となると、月々の保険料はいくらになるでしょうか?

●45歳で自動更新の場合
フェミニーヌ 9,204円/月
(ボーナス分を月々の保険料から引くと5,037円)

●60歳で自動更新の場合
フェミニーヌ 14,896円/月
(ボーナス分を月々の保険料から引くと10,729円)

60歳以降の負担額、とても辛くなります。
60歳以降は死亡リスクも高くなってくるので、ボーナス制度のある保険自体がおすすめではなくなります。

アクサの「一生保障」の医療保険 プライム60 の場合、解約しない限り、一生涯 4,358円/月 で同じ保障を受け続けられます。

また、今回は比較対象に終身タイプの医療保険を当てましたが、そもそも定期保険でも良いとお考えの場合、他の保険会社の掛け捨ての定期でしたら、30歳での加入金額はぐっと下がります。
10年定期でしたら、入院日額10,000円の保障内容であっても、2,000円/月未満で加入できます。

医療保険の定期型は、取り扱っていない保険会社もたくさんあります。
需要が少ないんですよね。

以上より、
フェミニーヌ、魅力的な面もありますが、総合的にはおすすめできません。

フェミニーヌの評価まとめ

フェミニーヌの保険については、

①ボーナス制度は意味がない
保険料をボーナス分多く払っているだけ

②15年定期はどんなシチュエーションでも必要性が低い
定期で良いなら、掛け捨ての5年や10年単位の保険の方がコスパがよい

という評価となります。
しっかりと保険の保障内容を把握して、
ご自身に必要な保険かを判断する知識を身に付けて、最低限で最適な保険を選んで欲しいと思います。

女性保険という販売側に都合の良い言葉に惑わされず、将来のライフスタイルを真剣に考え、保険をうまく利用するかっこいい女性になってください。

保険の選び方については、まずは保険のプロに相談することをおすすめします。
必要な基礎知識を教えてくれます。

ですが、おすすめしてくる商品は、保険相談の会社によって異なります。
(バックマージンなど大人の事情があるため)
2、3社に相談して、その中からご自身に合った保険を選んでみてください。

→ FP自宅&ファミレス相談型 比較ランキング
→ 店舗型保険ショップ 比較ランキング

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